沿革


 京都男声合唱団は、昭和40年(1965年)に大谷大学男声合唱団出身の佐々木日出夫先生が中心となり、創設されました。レパートリーとしては邦人合唱作品、とりわけ多田武彦氏、清水脩氏、髙田三郎氏の作品を取り上げてきました。また、外国作品としては古典イタリア歌曲、イギリスのマドリガル、ドイツ合唱曲等に取り組みました。最近では、ポピュラーミュージック、日本の演歌やポップス等も歌っています。

 単独演奏会は約2年毎に開催しています。別に、他の合唱団とのジョイントコンサートも随時行なっています。活動の中心は京都ですが、1998年には福岡市へ、2000年には大分県国東町へ、2003年3月2日には石川県七尾市へ演奏旅行をしています。2013年にはマレーシアへ遠征演奏しました。2015年には山形県天童市へ演奏旅行しました。

 2001年:3月に佐々木先生は逝去されました。先生は京都府合唱連盟の副理事長等の要職を務められ、青少年の合唱活動を育成のため「佐々木賞」を設け、京都のみならず日本の合唱界に大きな足跡を残されました。

 2001年:11月に後任の指揮者として、野田常雄氏を迎え、佐々木先生追悼の第25回演奏会を開催。

 2002年:11月には新生京男としての第26回演奏会を持ちました。

 2005年:当団創立40周年を迎えました。同年7月に「世界合唱の祭典 京都(世界合唱シンポジウム)」が開催され、文化パルク城陽でオランダ・ユース合唱団、グリーン・ウッド・ハーモニー(宮城県)、西城陽高等学校合唱部、城陽市少年少女合唱団を迎えコミュニティコンサートを主管しました。同年9月 愛知万博「愛・地球博」協賛「ひたすらないのち愛知演奏会」にも出演しました。

 2006年:1月に40周年記念演奏会(第28回演奏会)を客演指揮者に鈴木捺香子先生を迎え京都コンサートホール大ホールで開催しました。同年6月には京都市交響楽団創立50周年記念コンサートの「グレの歌」(指揮 大友直人)に出演しました。

 2007年:4月 バッカナリアン・クワイアー(スウェーデン)を迎えてジョイントコンサートを実施しました(第29回演奏会)。

 2008年:1月に第30回記念演奏会を京都コンサートホール大ホールで行ないました。12月にはびわ湖ホールで開催の京都フィロムジカ管弦楽団演奏会でシベリウスの「クッレルヴォ交響詩」に出演しました。

 2010年:2月、常任指揮者の野田常雄氏退任に伴い、音楽監督兼首席指揮者として鈴木捺香子氏を迎えました。

同年5月には「京都コンサートホール大ホール」で京都佛教音楽祭2010が開催され、松下功指揮で京都市交響楽団演奏の「涅槃交響曲」(黛敏郎)に出演しました。

 2011年:6月 エール大学(Wioffenpoof合唱団)京都公演(府民ホールアルティ)での共演を行いました(以降毎年主管及び賛助出演)。

 2012年:11月 「合唱の祭典in徳島」で京都の代表として演奏をしました。

 2013年:6月京都合唱祭席上、長年の活動に対し、京都府合唱連盟大賞を受賞しました。8月にはマレーシア公演を実現しました。

 2015年:7月 全日本男声合唱フェスティバルin京都に参加いたしました。混声合唱曲の蔵王を創立50周年記念し作曲者の佐藤眞先生に依嘱して「蔵王」を男声合唱のために編曲していただきました。12月に蔵王のふもと天童市市民文化会館で「蔵王」を演奏披露いたしました。

 2016年:5月 第34回演奏会を京都ロームホールの杮落としコンサートとして開催、男声合唱組曲「蔵王」を演奏、「水のいのち」を高校生、大学生、一般の合唱団から公募しオーケストラ伴奏付きで演奏しました。7月全日本男声合唱フェスティバルin高知に参加いたしました。

 2017年:12月 第35回演奏会を京都コンサートホール大ホールで開催いたしました。

 2019年:7月第 36回創立55周年記念奏会を京都コンサートホール大ホールで開催、同月エール大学(Whiffenpoofs合唱団)とのジョイントコンサートに参加いたしました。

   2022年:4月 第37回演奏会を京都府民ホールアルティで開催しました。コロナ禍で延期していた演奏会がやっと実現できました。コロナ禍、団員の高齢化などに伴い、前回の演奏会に比べて団員数が半減しての開催になりましたが、当日は、大雨の中でしたが大勢のお客様に来ていただきました。

 

京都男声合唱団の団員は色々な合唱経験を持つ人が集まった一般合唱団で、学生から定年でリタイアした人まで幅広い年齢で全員合唱好きの人たちです。